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歩いてきた道を左へ曲がると、そこには幅20メートルほどもある大きな道場が立ちはだかります。「これは本堂で方丈(ほうじょう)と言います。この高い立派な屋根は葦(ヨシ)の大屋根といって国内屈指のものです」。真中の鉢には線香が焚かれ、清らかな香りが漂っていました。中を覗くと広い畳の部屋で、正面
には世継観音(よつぎかんのん)という仏像が安置されています。 「“起きて半畳、寝て一畳”。これが禅(※1)の教えだそうですよ」と疋出さんは目を細めて中を伺っていました。
清らかな大自然と清らかな寺。心が静かになりました。
| ※1 |
禅=雑念を去って精神を統一し、無我の境地に達して真理を悟ること |
| ※ |
禅宗=座禅によって仏教の真理を求めようとする仏教の一派。臨済宗や曹洞宗など |
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