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| 信楽町観光協会 上田信子さん |
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滋賀県の最南端、京都府と三重県の境に位置する信楽町。
周囲は緑の山並みや田園が広がっていて、その合間を鉄道が走っています。
今回は信楽観光協会の上田信子さんに、その歴史の一部を紐解いていただきました。
上田信子さんの後ろに見えているのは高さ1メートル以上の江戸時代に作られた茶壷。「こんな重たい壷をどうやって運んだんでしょうね!?」 |
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| ▲ 狸がホームでお出迎え |
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| ▲ 終着駅の信楽駅 |
JRの琵琶湖線から草津線へ、そして貴生川(きぶかわ)駅からSKR信楽高原鉄道に乗り換え最終の信楽駅までは14.7キロ。標高300メートルほどの高原が延々と続くが、貴生川駅から一つ目の駅が紫香楽宮跡(しがらきぐうし)駅です。そこから1キロあまり行った所に、742年に聖武天皇が紫香楽の宮の造営を着手した紫香楽宮跡があります。
「宮が完成したかどうかは定かではありませんが、造営の際に瓦を焼く技術が伝わり信楽焼としての文化が浸透していきました」。 そこに都が置かれたのはわずか4年。後に奈良へ都は還(かえ)り、信楽で造りかけられていた大仏の建設は、東大寺の大仏として実現されました。それ以降1250年以上もの間、信楽焼は地元の人々によって受け継がれ、今もなお生き続けているわけです。
最終駅、信楽町で列車を降りるとそこには狸の焼き物が一杯ありました。中でも高さ5メートルもある大きな狸はよく見ると電話ボックスになっていて、その近所にも小さな狸が山ほど並べられた商店がいくつかあります。
「狸は昭和からの流行でまだ最近です(笑)。信楽焼きは日本六古窯(にほんろっこよう)(※)のひとつで、鎌倉時代は種壷(たねつぼ)や水瓶(すいびょう)、16世紀には千利休などの勧めで茶道具、江戸時代には茶壷や土鍋、そして昭和30年頃までは全国の約90%の火鉢を作ってきました。
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| ▲ 身長5メートルの電話ボックス狸 |
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今は大型陶板やタイルなどの建築用陶器も多く、東京駅をはじめ各地の地下鉄の駅などの壁にも使われています」。
一時期は100軒以上もの窯元(かまもと)があり、今でも数十軒が稼働。窯に火が入ると町のあちらこちらから煙が上がるといいます。そして「陶芸体験ができる窯元も何軒かありますよ」とも。それは楽しみ。早速、尋ねてみることにしましょう。
| ※日本六古窯 : |
備前(岡山)・丹波(兵庫)・越前(福井)・信楽(滋賀) 瀬戸(愛知)・常滑(知多半島周辺)
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TEL:0748−82−3391 貴生川駅〜信楽駅は24分。片道450円。
信楽行き最終22:39。貴生川行き最終22:07。(1時間に1本程度のペースで運行) |
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