大津市坂本  比叡山延暦寺
山の上には延暦寺 ふもとは風情たっぷりの門前町 比叡山山頂からの景色
今回の案内人 大津市観光協会 田中眞一さん
標高848メートルの比叡山 一帯に広がる広大な延暦寺
「延暦寺、と言ってもその広さはあまりに巨大で東塔(とうとう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)の3つのエリアにわかれます」。ん〜どこから行けばいいのでしょうか?
大津市観光協会 田中眞一さん
「一日でまわるのはちょっと大変かな。だから今日は本堂のある東塔にいきましょう」。そう言って田中さんは総門・文殊楼(もんじゅろう)の方へ案内してくれました。
イメージ 地図を参照する  


門をくぐると長いくだりの階段があり、正面にあるのが総本堂・根本中堂(こんぽんちゅうどう)です。「ここは伝教大師が自ら彫り上げたという秘仏、薬師如来がまつられている延暦寺の心臓部です」。

早速、中へ入ってみました。すると廊下の奥からなにやら声が聞こえてきます。お腹に響くようなとても低い声。「あれはね一番奥の部屋でお経を読んでいらっしゃる声なんです」。

さらにその声のほうへ向かってみると今度は赤いじゅうたんが敷かれた板の間が現れました。そして正面の部屋は数メートル床が低くなっていて、暗い中で僧侶が手を合わせてお経を読んでいます。高い天井には16世紀に全国の大名が捧げたたくさんの花の絵がありました。

延々とお経の声が響き渡ります。そしてよく見ると僧侶の頭上あたりに提灯のようなものが3つ浮かび上がっています。田中さんが小さな声でいいました。
「あの明かりは1200年間灯され続けているもので不滅の法灯というものです。これこそ延暦寺の核みたいなものでしょうね」。
根本中堂
文殊楼から根本中堂を臨む
上:根本中堂
下:文殊楼から根本中堂を臨む
まるでチベット映画のワンシーンを見ているようでした。
見るもの聞くもののすべてが圧巻です。思わず背筋がぴんと伸びてしまいました。
ところでこのエリアには、ほかにもお堂などがいっぱいあります。僧侶がいろんな勉強をする大講堂、戒壇堂(かいだんどう)、また一般の観光客が泊まることのできる旅館・延暦寺会館もあります。
延暦寺の総本堂・根本中堂
延暦寺の総本堂・根本中堂
「こちらでは料理だけの利用もできるんですよ。おいしい精進料理を手軽に味わえるとあって皆さんに喜んでもらってます」。
周囲は400年以上も生き続ける20メートルくらいの高い杉がいっぱい茂り、早朝には濃霧になることもあります。「その光景がまた幻想的で本当にすばらしい。琵琶湖八景にもなっているくらいですからね」。(煙雨の樹林・えんうのじゅりん)。

美しい建物、また歴史を感じさせるお堂の数々、それに周囲は木々の香り。
「ここまでくるのにふもとの坂本町からゆっくり歩いて1時間ほど。ほかにケーブルもあって琵琶湖の絶景が楽しめます。僕たち地元の人間も比叡山へはしょっちゅう来てますよ」。
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比叡山延暦寺
比叡山延暦寺マップ
アクセスマップ
比叡山延暦寺
大津市坂本本町4220 TEL:077-578-0001
9:00〜16:00(3月〜11月は8:30〜16:30)
延暦寺諸堂巡拝料550円、中高生350円、小学生無料。


宿坊・延暦寺会館は1泊2食付1人12000円〜(税別)
料理のみの利用も可能で精進料理1800円〜。(要予約)
詳しくはhttp://www.hieizan.or.jpまで

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