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一時は3,000人以上のお坊さんが集まったという延暦寺。その台所として栄えたのが坂本です。京阪坂本駅を中心に、一帯はかつてお坊さんが住んだ家「里坊(さとぼう)」が50軒あまりも残っています。そしてあちらこちらで目に入るのが石垣です。「これは自然の形のままの石を上手に組み合わせて作られたもので穴太積み(あのうづみ)といいます。これが坂本の最大の特徴ともいえますね」。
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| ▲ 町のあちらこちらで見られる石垣 |
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| ▲ 大宮川の清流が流れる |
里坊の中には見事な庭園をもったところが何軒かあり、そのうちの10ヶ所は国の名勝にも指定されています。庭の中をゆっくりと歩いてみました。するとあちこちから水の流れる音が聞こえてきます。心が晴れていくような気持ちのいい音…。 「きれいな水でしょ?里坊の庭はどこも水を大事にしているんですよね。比叡山から大宮川が流れていて、それを上手に引っ張ってるんです」。この水は町の中にも流れています。庭を出てこの水の流れを追ってみます。
古い建物が続く坂本の町並み。突然、2軒の手打ちそばの店が目に入りました。「特に鶴喜(つるき)そばは280年にもなる老舗でここが本家です。修行する僧侶にとってそばは五穀(※)に入らない重要な食べ物でしたからね。それに京都からの多くの偉人もここを尋ねていたと聞いています」。
ほか、このそばを使ったお菓子屋もありました。こちらも延暦寺の御用達で100年になるとのこと。名物のそば饅頭はしっとりとした生地にそばの甘い香りが凝縮されています。
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町を歩いていると比叡山の壮大な自然と世界文化遺産の延暦寺がこの町を支えてきたことがよく伝わってきます。「延暦寺に琵琶湖の絶景、美しい石と水、そして味のある坂本。僕たち地元の人間もここを誇りに思っていますよ」
| ※五穀… |
人間の主食となる代表的な五種の穀類。日本では米・麦・粟(あわ)・黍(きび)(または稗(ひえ))・豆をいう。 |
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| ▲ 日本で一番長い坂本ケーブル |
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延暦寺まで通じる比叡山のもう一つの名物、日本で一番長い坂本ケーブル。琵琶湖や山の景色を楽しむこと約11分で延暦寺駅に到着します。この二つの駅は大正末期のもので国の有形文化財にもなっています。
「このケーブルに乗るだけでも価値ありますねん!
望遠鏡で琵琶湖をのぞくと最高ですわ!」
| 琵琶湖や山の景色を楽しめる |
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| 坂本へのアクセス |
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◆旧竹林院
大津市坂本5-2-13 TEL:077-578-0955 9:00〜16:30 月曜休
入園料310円 小学生150円 茶室使用料1日10,290円
◆本家鶴喜そば
大津市坂本4-11-40 TEL:077-578-0002 10:00〜20:00 第3金曜休
◆御菓子司「鶴屋益光」
大津市坂本4-11-43 TEL:077-578-0055 9:00〜19:00 水曜休
●坂本ケーブル
TEL:077-578-0531 片道840円 小人420円
8:00〜17:00まで毎時30分おきに運転
4・9月は〜17:30 5〜8月は〜18:00
<アクセス>
鉄道→JR湖西線比叡山坂本駅下車、または京阪電鉄石山坂本線坂本駅下車。
車→名神高速道路大津I.Cから国道161号で北へ約10キロ。随所にPあり。
問合せ:大津市観光協会 大津市浜大津1-4-1 TEL:077-528-2772 |
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