大津市 田上山
SABO発祥の地である田上山をみんなで楽しく登ってみよう
田上山は昔、岩だらけで木がほとんどない緑のない山
でしたが、今では緑がいっぱい茂る美しい山。
今回は田上山周辺の小学6年生のみんなと一緒に登ってみました。
第27回 田上山卒業記念植樹の記念撮影の風景
田上山周辺の小学生たちが参加!
田上山周辺の小学生たちが参加!
卒業記念に木を植える!!
2月25日朝9時頃、全員集合!今日は記念植樹会です。これは卒業記念に木を植えるイベントで今まで4000人以上もの小学生が参加しています。今回は大津市田上山周辺の小学6年生、総勢360人が集まりました。
青空の下で琵琶湖工事事務所の所長などから挨拶がはじまりました。「みなさん、おはようございます。田上山は数百年もの間、木がまったくない山だったので、雨や台風が来ると土砂が瀬田川に流れ落ちて大洪水を起こしていました。しかし、江戸時代頃からいろんな人の努力で今ではこんなに多くの緑が戻ってきたのです。今日はみなさんと一緒に山を登って木を植えたいと思います」。

早速、私たちは山を登ることになりました。しかし、どうでしょう。山道はとても急で曲がりくねっています。「うわ〜、足がすべる!」。みんなは一列になって慎重に登っていきます。そして5分も行けば突然、足元は乾いた砂と岩に変わっていきました。
「滑り落ちないように注意して!ゆっくりっ!」。先頭を歩くのは琵琶湖工事事務所の技術係長、中澤さん。川や山などで毎日働いているので、このような険しい道も慣れています。「前の人とは少し間隔をあけて歩くように!」。疲れてきたのか、やがてみんなの声も聞こえなくなりました。

登り始めて20分ほどがたった頃、少し平坦な大きな岩の上に立ちました。
「うわー!綺麗!」。突然誰かが声を上げます。振り返ると遠くに琵琶湖が見えています。手前は少々白い砂が目立つ山々ですが、太陽が照ってキラキラと琵琶湖を照らし出しています。「こうやって琵琶湖の周りは無数の山で囲まれているんだよ」。その分、土砂が崩れると水が溢れやすいというわけですね。
段々畑のようになっている山の斜面
田上山の頂上からの眺め
田上山の頂上からの眺め
そしてとうとう頂上付近のゴールに到着。山の斜面は階段のようになっていて、わらで土を抑えています。そこに高さ1メートルほどの小さな木を、みんなが思い思いに植えていきます。

中澤さんが大きな声で話します。
「今みんなが植えた木は何年かすると、大きくなって根が生えた分だけ山の斜面は頑丈になるし、落ち葉が重なって土も栄養が豊かになるんだよ」。そう話した途端、中澤さんは少し足を踏み外してこけそうになりました。それを見てみんなは大笑い。「おいおい。俺は大丈夫。慣れっこだからね」と照れくさそうに笑っています。険しい山道を一緒に助け合いながら歩いたので、すっかりみんなの間に和が生まれていました。

砂防(さぼう)にはいろんな技術があります。山や渓流から下流の河川へ土砂などが急激に流れ落ちるのを防止するために設ける砂防ダム、また川の流れをスムースにしたりする流路工(りゅうろこう)、そして今回のように山の斜面を段々にして木を植えたりする山腹工(さんぷくこう)などです。これらのことがよくわかる水のめぐみ館「アクア琵琶」へ向かうことにしましょう。

             
ちょっと一休み。   苗木を植えてます。   植樹完了!!   段々畑のような山の斜面
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