大津市 田上山
 
左:アクア琵琶 右:案内をしてくれるコンパニオン
アクア琵琶 案内をしてくれるコンパニオン
アクア琵琶前よりバイパス水路を望む
アクア琵琶前よりバイパス水路を望む
SABOのことならなんでもわかるアクア琵琶
場所は瀬田川洗堰のたもとにあります。館内には田上山のミニチュアや映像ホール、いろんな模型やアナウンスなどがいっぱいあってとても楽しそうです。案内してくれるコンパニオンのみなさんに話を聞いてみました。
「砂防は1600年代から始まっています。それまで度重なる大洪水に人々は苦しみ続けていたのです」。ひどいときは浸水が200日以上も続き、多くの人々が被害にあいました。その大洪水の原因は山に殆ど木がなかったからです。雨などが降ると瀬田川や大戸川などに土砂が流れ落ちてしまい、水の流れが悪くなるのです。では、なぜ木がなかったのでしょうか?
「元々、田上山などはヒノキやカシ、スギなどの木が多く茂る美しい山でした。しかし、平城京や東大寺、ほか諸々の寺院や、また焼物の燃料のためにこれらの木を切りすぎてしまい江戸時代にはすっかり岩だけの山になってしまったのです」。なるほど。この山は自然現象ではなく人間がやったことなのですね。だから再び人間によって緑を取り戻す。
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昔の南郷洗堰の模型
田上山ミニチュア
上:昔の南郷洗堰の模型
下:田上山ミニチュア
「そうです。奈良時代には行基(ぎょうき)(※1)、江戸時代には河村瑞賢(かわむら ずいけん)(※2)が、そしてオランダ人のデ・レイケなど大勢の人たちがこの砂防に一生をかけてまで取り組みました」。気がつけば日本でのこの取り組みは世界に誇る高い技術となっていて、今では砂防は世界の公用語になって“SABO”と呼ばれているほどです。それを今では琵琶湖工事事務所が引き継いでいるわけです。
これらの人たちが行ってきたことのすべてがアクア琵琶では見ることが出来ます。ほか琵琶湖の生物、水質、湖の歴史などあらゆることが目白押し。団体、個人を問わずゆっくりと楽しみながら見ることが出来るので、ぜひ皆さんも一度のぞいてみてください!

※1 行基(ぎょうき)
奈良時代、社会事業に尽力した法相宗の僧(天智7年〜天平勝宝元年[668〜749])。各地に橋、池、道、船息や、餓死する人々を救うための布施屋を建て、民衆への仏教伝道にも努めた。
※2 河村瑞賢(かわむら ずいけん)
江戸復興にあたり、木材家としての手腕を認められ、その後、幕府の要請をうけ東廻り・西廻り航路の開発や大阪、酒田をはじめ各地の治水工事にも多大な功績を残す。
アクア琵琶
アクア琵琶マップ
アクセスマップ
アクア琵琶
滋賀県大津市黒津4-2-2 TEL:077-546-7348
9:00〜17:00 火曜休館(祝日の場合はその翌日)
入館料無料

<アクセス>
JR石山駅から京阪バス20分、京阪石山寺駅より京阪バス10分。
各南郷洗堰下車徒歩5分
●アクア琵琶ホームページ http://www.biwa.ne.jp/~aquabiwa/
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