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平成16年1月25日(日曜日)
第2回「天ヶ瀬ダムワーク(1)」
  ─ もくじ ─ ─ もくじ ─

平成16年1月25日(日)第2回「天ヶ瀬ダムワーク(1)」が開催されました。

 「天ヶ瀬ダムワーク(1)」は、今後、みんなで天ヶ瀬ダムを検討するにあたり、その基礎資料となる"住民意見を広く吸収して、天ヶ瀬ダムのあり方についての項目づくり"を目ざすために始まりました。

写真 ファシリテーター 久保田先生第2回天ヶ瀬ダムワーク(1)をふりかえって久保田先生からのメッセージです。


第2回天ヶ瀬ダムワーク(1)は、新たに第1回の傍聴者からも公募に応じていただき、3名の新しい方が参加されました。ダム上流域の方々も増え、16名の参加者による活発な議論が展開されました。初めての参加で、知りあいが1人もいない方もおられましたが、すぐにうちとけて話がはずんだようです。皆さんの熱意には圧倒されます。

傍聴者の皆さんにも、旗上げアンケートや議論の開始時の握手にも加わっていただきました。リラックスできましたでしょうか。

第1回で、事実と異なる認識をされていた方も多くおられましたので、共通の現状認識を持ってもらうために、河川管理者(国土交通省)から「情報の確認」説明をお願いしました。情報量はかなり多いため、これからも必要に応じて情報提供をお願いできればと考えています。

今回は琵琶湖沿岸の方々から、水害の実情などが語られ、また、グループ討議の中でも、必要に応じて河川管理者からの説明をいただき、円滑な進行ができつつあると思います。

やはり治水上の問題は大きなポイントのようですが、新たな事業の考え方も出て、認識が少しずつ前進してきたような気がします。今後は利水、生き物環境や歴史景観などについても共通理解がより進んでいくことを期待しております。

今回は、「情報の共有」「意見の集約」を目指していただく事もお願いしました。これもぼちぼちですが、進んでいるのではないでしょうか。傍聴者の方々からの発言の機会がほしいという感想もありました。これは今後の課題です。少々お待ちください。

全体進行係としては、今後ワークショップに参加していただき、グループ内で積極的に意見を出していただきたいとも考えています。

このワークショップは継続して取り組んでいただけるよう、河川管理者にもお願いしています。河川管理者にもグループ討議に参加していただくことも考えています。その条件は整いつつあるのではないでしょうか。

第3回では第2回の情報の共有を深める事に加えて、今後必要な事柄について、「意見の集約」(調査検討など)を目指していただきたく思います。

第3回目の終了後、河川管理者から、調査検討項目などについての説明をいただく機会をもちたいと考えています。「参加者1人1人が意味のある解決方法を見出す」ためにも、今後とも「わいわいがやがや」をよろしくお願いいたします。

写真 まるいちチーム討論風景写真 チーム1500t 討論風景


まるいちチーム グループファシリテーター:横山 葵 / 討論参加者 ・石田英雄・植村敏和・岡 重樹・開沼淳一・杉本良作・中島由富・船瀬茂信・武蔵野實

まるいちチーム課題整理
*上の図をクリックすることで、PDF版(14KB)を別ウィンドウで覧いただけます。

縦に写真4点 一番上にポストイットで整理した意見群と説明するファシリテーター、2枚目以下討論のようす3点第2回全体報告

報告者:植村 敏和
◎前提条件=
  • 未来の水行政と琵琶湖の総合的なバランスが必要。
  • コストとの兼ね合い。
  • バランス感覚が必要
◎情報の共有
  • 水害の実情……
    平成7年の浸水時に農道も1週間湛水。
    青物野菜は商品価値がなくなるため被害が非常に深刻。
    家屋の浸水と農作物も財産権の侵害が問題。
  • 上下流の視点……
    琵琶湖は洪水時期には耐えている。
    10年我慢したので何とかして欲しい。
    上流の被害は、人為的な被害。
  • 検討課題……
    • 水利権の見直し、琵琶湖の水位、実数
    • データで検討された水利権の見なおし。
  • 知りたい部分……
    • 動物の棲息できる場所を残す必要。
    • 地質が安全であるという詳しいデーターの開示。
    • 宇治川の安全性についても実情、情報の開示。
    • マイナス情報の開示。
  • 理想の姿……
    • 環境、生物に配慮した工事。
    • むやみに自然を改変しない。
  • 絶対やめてほしいという事……
    • 生物の棲息を無視した工事。

グループファシリテーターのコメント  

第2回目では、第1回目の討論とは違う角度での上流域の情報や、自然環境に関する情報を数多く聞くことができ、グループ内の『情報の共有量』がどんどん増えていることを実感しました。第3回目は、これらの情報を踏まえ、調査検討の項目や理想の姿など“まるいちチーム”としての『意見の集約』に向かう議論を深めたいと思っています。どうぞ宜しくお願い致します。



チーム1500t! グループファシリテーター:寺川裕子 / 討論参加者 安堂勉 梅原孝 紺谷吉弘 多田敏一 野村東洋夫 薮田秀雄(敬称略)
*下の図をクリックすることで、PDF版(22KB)を別ウィンドウで覧いただけます。
1500tチーム課題整理

縦に写真4点 一番上に付箋紙で整理した意見群 2枚目に説明するファシリテーター、3枚目以下討論のようす2点第2回全体報告

報告者: 丹波 道明

◎水害の実情
  • 平成7年の床下浸水は、琵琶湖の水の引き方が遅いため7日あった。
  • 後期放流はできるだけ早期に流してほしい。
  • 宇治の掘削対応だけではない多面的な掘削が必要。
  • 多面的な対策の検討が必要。
◎上下流の視点
  • 上下流とも主張だけでない総合的な早期の具体的な検討が必要。
  • 住民組織の立ち上げ等ネットワーク化が必要。

グループファシリテーターのコメント

前回は気になっている論点をできるだけ出していただき、今回はその論点を整理して「水害の実情」「対策」「他の視点からの検討」という順番で意見交換を行いました。特に水害の実情については、琵琶湖沿岸の当事者の方から直接お話を聞くことができたことがとても重要でした。3回目ではこれらの現状認識をもとに、ではどうすればよいか「対策」について突っ込んだ議論をしていきたいと考えています。討論参加者のみなさん、次回もよろしくお願いいたします。



旗揚げアンケート

問1.対話討論会の参加(傍聴)は、何回目?

  1. 1回目 (9人)
  2. 2回目 (10人)
  3. 3〜5回目 (13人)
  4. 6〜10回目 (8人)
  5. 11回以上 (2人)

問2.あなたの住まいは何処?

  1. 1.天ヶ瀬ダムより上流です (21人)
  2. 2.天ヶ瀬ダムより下流です (15人)
  3. 3.どちらでもない (5人)

問3.今日、顔と名前が一致している人は、何人?

  1. 0人 (5人)
  2. 1人 (7人)
  3. 2〜5人 (17人)
  4. 6〜10人 (9人)
  5. 11人以上 (2人)

問4.あなたの川についての関心は?

  1. 利水(農業・漁業・飲料) (9人)
  2. 治水 (26人)
  3. 環境(生き物など) (9人)
  4. 景観(歴史景観など) (4人)
  5. その他 (4人)

問5.このような討論会の意義は?

  1. 自由に話し合える (9人)
  2. 知識が深まる (7人)
  3. 住民のネットワークが広がる (6人)
  4. 住民と行政が近づく (22人)
  5. その他 (0人)

問6.今日の感想は?

  1. 面白かったのでまた来たい (34人)
  2. 行政はたよりないのでまた来たい (6人)
  3. このような検討は行政がすればよい (0人)
  4. あまり気乗りがしない (0人)
  5. その他 (1人)


ふりかえりシート参加者みなさんのふりかえりシート≠フ内容です。

私が気づいたのは
  • 基本的な認識を深めてほしい。
  • 上流部の問題。
  • 農地の問題。
  • 放流が0でも1500t必要ということ。
  • 専門家の意見も聞きたい。
  • 3回では少ないと思います。
  • 基本的重要な内容は共通の認識を持つうえで事前に勉強会をしたい。
  • 多くの意見が得られた。
  • 琵琶湖西岸について関心が弱い。
  • 琵琶湖周辺の皆さん方の参加が多く、この間の水浸状況など実際に困っている話が聞けたのは良かった。
  • 宇治川の実状について。
私がおどろいたのは
  • 皆さんが真剣に考えておられる。
  • 滋賀県の農家の方の努力におどろき感心した。
  • 放流が0でも1500t必要ということ。
  • 皆さん熱心だ。
  • 1500t放流と琵琶湖の浸水対策が不明。
  • 土地の事だけしか関心なさそうだ。
  • 1500トンを前提として進められている先行工事の問題点
私がうれしかったのは
  • 皆さんが真剣に考えておられる。
  • 琵琶湖の内水災害の実態が知ることができてよかった。
  • 上流の参加を得たこと。
  • 浸水被害を訴えた時、内水排除等の施設の必要性に理解者が数多くいた事。
  • 行政のサポーターがいる。
  • 農家の排水対策。
  • 議論がなごやかでこのような雰囲気で次の会も出来たらと思います。
  • 琵琶湖関係のことがよくわかった。
  • 情報は親切にまとめてあった。
  • それぞれの主張の固執がみられなかったこと。
  • 琵琶湖沿岸の渇水被害の話が聞けた。
私ががっかりしたのは
  • 国交省の説明が都合のよいことばかりが多い。
  • 宇治地域の方は開発に消極的で、洗堰全閉の恐怖の認識にずれがあると思った。
  • もっと制度化すべきだ。
  • 治水が主でありすぎた。
  • 国土交通省外の官庁の参入がなかった。
私が学んだのは
  • 対応(話し合うこと)が必要。
  • 内水排除ポンプの実態。
  • 琵琶湖総合開発の不備がわかった。
  • あまりなかった。
  • 最っと最っと勉強したいと思います。
  • 琵琶湖総合開発は、開発優先の方法で今になったら問題があったと思う。
  • 琵琶湖周辺の山林、里山、森林などの保全を、関係住民、行政者全体で考え、行動する場を、これから作れたら良いと思う。
  • それぞれの地域にとっての生情報。
  • 浸水は野菜の栽培などに対し深刻な被害を与えること
    また浸水期間が長期間にわたること。
私にとって必要だと思ったのは
  • わかり易いデーターの提供。
  • もっとくわしいデータ。1500t、800tの理由。
  • 情報の公開、たしかに否定的なことも明確にしてくれなければこまる。
  • 自然環境の説明をもう少ししたい。
  • 下流の宇治川のことなど勉強したい。
  • 眞の数値が知らない。
  • 治水の困難。
  • このような会合は、今後とも長期間にわたって必要。
  • 広域ネットワークの推進。
  • 現地調査と交流。
  • 浸水期間を半減しても、深刻な被害は解消できない。
    効果のある内水対策をするべきである。
その他考えた事、書いておきたい事は
  • 時間が少ない。
  • 琵琶湖周辺にお住まいの方のリアルな話を聞くことができた。特に西の湖のお話。
  • 天ヶ瀬トンネル以外の代替措置について説明がほとんどないのは問題。できるだけふやすといった対応が必要ではないか。
  • 最後のふりかえりで2をあげたが行政と共に検討したいということ。
  • 河川管理者の説明にあった断層等についてダム築堤時の調査結果を公表してもらいたい。


傍聴者アンケート

グループ討論の運営への感想
  • 第1回目に参加していないので、簡単で良いから天ヶ瀬ダムをどのように再開発しようとしているのか、説明が欲しかった。
  • 上下流の利害をどう折り合いをつけるのか。
  • 前おきの説明が長い(10〜15分で良い)。
  • 話のレベルが低い。いつまでたっても中身がつまらない
  • 個人の知識の範囲がせまく、浅い。→議論が深まらない
  • 各個人の主張の共有はできる。
  • 利水、治水の話ばかりであった。環境(水質)の話もして欲しい。
  • 討論としての形式は良いが、討論で出てきた疑問や意見計画に対する誤まった理解はその場で訂正すべき。そのため、河川管理者として適切に発言するよう運営者ともっと調整が必要。
  • 討論の中で、過去の経緯や現状の説明を滋賀県のOBや参加者などがしなくてはならないのか。本来、近畿地方 整備局が説明すべきこと(リアルタイムで)、なんのために、周りに座っているのかわからない。このような、その場その場の事業確認は、上下流対立の客観的立場である、国土交通省がやるべき。
  • 議論がかみあっており、大変良かった。やや時間が不足気味であったが、時間を長くしても、討論者の疲れが懸念されるので、時間も今回が適当。
  • 前回と違って上流側、あるいは事実に基づいた話が増えた点はよかった。また河川管理者が確認することも1テーブルではあったようで、これは必要と思う。
  • 会のおとし所がどこになるのか、全く見えない。
  • 進行役は的を得て、とても素晴らしかった。
  • 傍聴者の「意見」を聴く時間もとってもらいたい。
  • 司会者の女性の方の話が声が小さく早口で聞きとれない討論者の声も弱く、話が聞きとれない隣のグループの話と混ざってわからなくなる。
  • ダム上下流の人が話せる場があることは、問題の統一の面でもよい。
  • 河川管理者からの正確な情報がなく話し合いが、かみ合っていなかった。
  • 琵琶湖周囲の埋めたて地に住宅が建設され、その地が関空の様に沈下することが話題になっていたが、ポイントが小さくなるとエンドレスの話となる。
  • グループ討論に参加した人だけの意見が地域住民の意見と誤解される恐れがある。
  • 事実関係(これまでの経緯、考え方)の確認は最初から議論にも行政が入ってしっかりやるべき。
  • 率直な意見が出ているように感じた。
  • 従来計画に対する説明不足を感じた。
  • 情報の共有化が出来ていない。−つっ込み不足。
  • 公共事業1つに対し、それぞれの信念(意見)を持ち、又勉強をしていることから、充実した討論であったと思う

ご意見・ご感想
  • 天ヶ瀬ダムがS39年に出来て、今の現状がある。いま出来る手を打つ必要があるのではないか。上下流域のコンセンサスをとりつけて実行できる手は打つべき。
  • 討論会の意義・位置付けを十分周知できているか疑問。
  • 一般の人の意見が十分反映されているとは思えない特定の人の発言でのみ、話が進んでいる。代表意見ではない
  • トータルバランスを取るためには、人選が重要。
  • 傍聴者にも発言権を!!
  • 下流の利水と1500t放流は琵総時の約束(上下流の合意)であったにも関わらず、今さら1500t放流に疑問とは理解できない。
  • 下流の利水は達成されたからと言って、こんなわがままは許されてもいいのか。そのような主張をするのであれば、琵総で開発された水資源と失われた琵琶湖の自然を下流は返上すべき。人は何と勝手なことが言えるのだろうと悲しくなった。淀川下流で、琵琶湖の恵みを受け育ってきたものとしてはずかしい思いがした。
  • 傍聴者からの発言機会があってもよかったのではないか
  • 琵琶湖+2.60m以上になった時の洗堰対策。
  • 宇治川環境に目をむけて、抜本改良施策を行うべき。
  • 河川管理者は正確に情報を提供しグループの議論を進行させるべき。
  • 自然環境を保持しつつ、治水を行う為に琵琶湖周辺や宇治川周辺に個人が所有する大地があると、その場所に家屋や田畑が個人所有として、存在することになり、利害が対立する(浸水・渇水)。
  • 河川や湖沼の周辺は公共の自然物として、個人所有から切り離すべきだ。(市街化調整地域と同様、河川周辺は特別な規制をすべきだ)今の景観が最善と思わず、新しい景観を作ることを考えて行くべきだ。
  • 土建工事の設計者にセンスがない。
  • 100年に一度の災害に備えるべきために河川やダムの工事が必要か、浸水した時の備えをすればよいのではないか。

アンケートグラフ


今後の予定(対話討論会開催日)

第3回 2004年2月8日 (日) 13:00〜16:00

宇治市産業会館 多目的ホール 宇治市宇治琵琶45-13 TEL0774-23-3101

*アンケートについては、皆様方から頂いたご意見を紙面の関係上、簡略化させて頂いており、また、似ているご意見については、まとめさせていただいております。

お問い合わせ先 琵琶湖河川事務所 TEL.077-546-0844(代表)
Webページアドレス  http://www.biwako.ws/seibi/