国土交通省 近畿地方整備局 琵琶湖河川事務所
リンク
 お問い合わせと回答
防災・河川管理 環境に関する取り組み 地域の方々とのコミュニケーション 河川整備計画
琵琶湖と瀬田川洗堰 事務所の管理河川 天ケ瀬ダム再開発 瀬田川砂防 報道・広報 工事情報 事務所のご案内
河川整備計画基礎原案についての対話討論会 天ケ瀬ダムワーク(2)にゅーす 発行/天ケ瀬ダムワークファシリテーターズ
(2)にゅーす 第1回 (2)にゅーす 第2回 (2)ニュース 第3回
平成16年10月31日(日曜日)
第2回「天ヶ瀬ダムワーク(2)」

─ もくじ ─

  • ええチーム
  • 1500t(2)チーム
  • 旗揚げアンケート
  • ふりかえりシート
  • 傍聴者アンケート

─ もくじ ─

  • 意見書
  • 提出意見書
  • ええチーム意見書
  • 1500t(2)チーム意見書
  • 意見書提出時参考資料
  • 天ヶ瀬ダムワーク参加者リスト
  • ふりかえりシート
  • 傍聴者アンケート

平成16年10月31日(日曜日)第2回「天ヶ瀬ダムワーク(2)」が開催されました。
このワークショップは、天ヶ瀬ダムワーク(1)として、平成15年12月から平成16年3月にかけて、4回開催したワークショップの第2段階となるものです。第1段階に引き続き、天ヶ瀬ダム再開発についての調査検討内容を踏まえ、ダムの方針について、住民どうしで率直な話し合いをしていただきました。

写真:ファシリテーター 久保田 先生第2回 天ヶ瀬ダムワーク(2) ☆ 参加者 討論参加者:10名(現地見学会9名)、傍聴参加者:17名 ☆ プログラム 1.現地見学会(8:30〜12:00)(1)亀石、(2).塔の島、(3)天ヶ瀬ダム、(4)鹿跳渓谷、(5)瀬田川洗堰、(6)北山田地区、(7)津田江排水機場 2.討論会(13:00〜16:00)(1)開会、(2)はじめに、(3)情報提供、(4)グループ討議、(5)休憩、(6)全体発表、(7)講評、(8)閉会

久保田先生からのメッセージ

本年度の第2回ワークショップは、先日の台風による延期をうけて、当初第3回に予定していた10月31日(日)に開催されました。

昨年度のダムワーク(1)において、参加者から現地視察を行いたいという希望がでていたこともあり、午前中は宇治の塔の島から、天ヶ瀬ダム、瀬田川洗堰、琵琶湖沿岸など、これまで話題にあがっていた場所を中心にマイクロバスで巡りました。現地では、参加者のみなさんに解説をしていただき、地元の方と話をする機会もあって、開かれた会議の雰囲気を感じることができました。

昼食は会場であるピアザ淡海前の公園でとりました。これもほっとするひと時でした。

午後からの話し合いは、まず河川管理者から、塔の島地区における河道掘削のフォトモンタージュや、再開発に関わる環境影響評価などの資料説明をいただき、その後ファシリテーターから主な2つの論点を提示して話を進めました。一つ目は琵琶湖の後期放流1500tについて、そして2つ目は塔の島の景観についてです。

グループ討議では、1500t放流については、琵琶湖沿岸の被害が少なくなっていることへの評価と、それに伴うあり方を議論するべきという話、被害はまだなくなっていないという話、一方で新たな河川法の主旨に基づいた対応や、土地利用規制を含めた対策など、上下流参加者の様々な意見が出ました。宇治の景観については、参加者の評価も高く、歴史景観の保全は大切であるという理解は進んだと思います。景観は生活であるとのご指摘もありました。しかし治水の問題は、今回の23号台風による円山川や由良川の被害で再確認したように、最重要課題であると思います。参加者の発言にもありましたが、知恵を働かせることで、多くの人が納得できる事業のあり方も追求できるのではないかと考えています。その糸口が見えつつある気がします。

このダムワークは、台風の影響で中止になったため、3回目をどうするか、参加者のみなさんの意向をうかがい、実施することにさせていただきました。ダムワーク(1)から合計7回にわたり話し合ってきた、何らかのまとめができればと考えています。そして上下流の皆様の相互理解が少しでも進むよう願っています。

もう少しのご協力をお願いいたします。


討論参加者の視点で、“見せたい“、”見たい“と考える地点について、現地見学を実施し、現地について話し合いを行いました。

各見学地では、討論参加者に解説をお願いしました。

現地見学会行程表

JR宇治駅ターミナル集合

  1. 亀石
  2. 塔の島
  3. 天ヶ瀬ダム
  4. 鹿跳渓谷(車窓より見学)
  5. 瀬田川洗堰
  6. 北山田地区(車窓より見学)
  7. 津田江排水機場

昼食(ピアザ淡海前公園)
討論会場へ出発

写真 塔の島の景観 写真2点 天ケ瀬ダムと、現地見学会の状況
写真 鹿跳渓谷 狭窄部 写真 現在の瀬田側洗堰 下流洪水時は全閉操作
写真 北山田地区 平成7年洪水浸水状況 写真 瀬田川洗堰 説明状況(事務所からの説明)
7 津田江排水機場 写真2点 琵琶湖沿岸内水被害対策 (ポンプ場) / 討論参加者による説明 写真 琵琶湖を見ながらの昼食


説明チャート ファシリテーターズが作成した第2回ダムワークの主な論点について


ええチーム☆討論参加者☆安堂勉・石田英雄・小林寛明・多田敏一・薮田秀雄 (敬称略)グループファシリテーター:寺川 裕子

*下の図をクリックすることで、拡大画像及びテキスト版のページを別ウィンドウで覧いただけます。
ええチーム付箋紙チャート

写真2点 全体発表・グループ討議

ええチーム付箋紙チャート2

写真 グループファシリテーター寺川氏グループファシリテーターからのコメント

今回は、琵琶湖と宇治それぞれの現場を直接見ること、そして現場で率直なお話を聞くことで、よりリアリティのある意見交換ができたと思います。現地見学での所見をもとに午後の討論では、上下流のどちらも治水が最優先課題であるという認識が共有されました。

その上でいかに景観や環境、親水面の課題をクリアしていくか、次回に議論することができればと考えています。



1500t(2)チーム ☆討論参加者☆ 梅原孝・こ玉博之・田中健晴・山岡ひさ和 (敬称略) グループファシリテーター:横山 葵
*下の図をクリックすることで、拡大画像及びテキスト版のページを別ウィンドウで覧いただけます。
チャート 琵琶湖沿岸浸水被害と宇治の景観
チャート 対策方法及び対策案 チャート 琵琶湖総合開発事業

チャート 全体・全体発表

写真 2点 グループ討議の様子・全体発表

グループファシリテーター 横山 葵氏グループファシリテーターからのコメント

第2段の2回目は、目の前で感じることのできる有意義な見学会と熱心な意見交換会が開催されました。見学会では、その場所に詳しいいろいろな方々からの説明を頂き、リアルな問題点を、よく知ることができたと思います。

次回は、この一連の対話討論会最終日となります。先に示された『河川整備計画策定』の為の重要な地域の意見として、意見を積上げ、整理してゆきたいと思います。


ふりかえりシート

私が気づいたのは
  • 治水に新しい案が必要。
  • 塔の島1500t放流は現在の700〜800t放流時の水位と同じだということ。
  • 天ヶ瀬ダムと琵琶湖の放水量の調節が詳細におこなわれていること。
  • 国土交通省(近畿整備局)の姿勢が住民の意見をよく聞く方向に前進したこと。
  • お互いに治水を否定する人はいない。実施にあたって十分いろんな人の考え方を考慮してもらうこと。
  • 皆さんが真剣に考えていることに感じ入る。
私がおどろいたのは
  • 浸水被害地の対策遅れ。
  • 滋賀県知事の操作規制の見直しも考えるということ「全閉をやめること」発言
  • 琵琶湖と内湖と高低差がないこと。
  • 滋賀県からの参加者が宇治川、淀川流域の問題についての知識をほとんど持たなかったこと。
  • 農家の方の自然(災害)と農業との関係(折り合い)について意見があったこと。
  • 明治29年9月13日+3.76の琵琶湖水位の経過がありこのときに近畿が一体になって日本国を動かして何らかの方策がうてなかったか。
私が、うれしかったのは
  • 意見の違い調整時間があった。
  • 天ヶ瀬ダム宇治川の実態をみていただいたこと。
  • 琵琶湖との関連がわかったこと。
  • 治水の必要性を理解して頂けたこと。
  • 発言がよく聞けたこと。自分も出来るだけ伝えたいことが伝えられた。
私ががっかりしたのは
  • 降雨グラフ対応策が十分話し合えない。
  • 洪水等のシミュレーションは、現場を操作している国交省しかできないが1,500t以外のシミュレーションが出されていないこと。
私が学んだのは
  • 現状を変更なく災害を少なくする方法をさがす。
  • 琵琶湖沿岸の田の浸水はBSL+30cm+20cmまで大丈夫だということ。
  • 国土交通省の詳細説明がよくわかった。
  • 皆さんの熱心さ。
  • 河川法改訂によって、流域住民の総意による河川改修が可能になったという指摘は新鮮だった。
  • 琵琶湖、天ヶ瀬ダムとともに後期放流だけでなく予備放流を実施して後期放流日時間を考慮していること。
私にとって必要だと思ったのは
  • 農水省の参加。
  • 実態の把握。
  • もうすこしこの問題に時間をかけるとよいのですが。
  • 今後もいろいろな話を聞いたりすること。
  • 住民が、種々の提案をしていくことも大切と思いました。
  • もっと勉強して死に体の宇治川をよりよいQ=1,500m³/sとさらに未来に生きる宇治川に戻したい。
その他に、考えたこと、書いておきたいことは、
  • 本日はありがとうございました。
  • もっとデータの数値を詳しく知らせてほしい。
  • 現場を見たことが大変よかった、国交省に意見が反映するか否かが不明なので前回(1回目のワークショップ)より人数が減っていることが残念です。
写真 会場風景


傍聴者アンケート

写真: こころほぐしグループ討論の運営への感想
  • 景観の議論の中で塔の島の通行止めで通学や観光に影響があると言っていたがS35の写真を見ると「朝霧橋」は見られない。元の環境にもどすということなら、橋もなくす必要はないのか。
  • 治水行政の「あら探し」のようにならないよう発言者に対してもっと強く誘導してもよいのではないのか。
  • 参加者みんなが発言できるよう一人の発言時間を決めてはどうか。
  • 論点がしぼられたことはよかった。しかし横道にそれることもしばしばある。
  • 討論者の対策案などがでていない、問題だけで解決の方向に進められていない。
  • 河川整備は今までのやり方ではだめだと河川法で規定されていると思うが、土地利用の面で少し議論はあったが、もう少し議論を深めてもらいたい。
  • 若者の集まりが少ない。せっかくの会議なので努力してほしい。
  • 時間がみじかすぎるのでは。
  • 討論点をはっきりし議論したらどうでしょうか。
  • 進行役の技量が成果を決するが、その点でプロ(税金で負担)として努力されたし。
  • ”ええチーム”を傍聴しました。議論の方向性はよいように感じた。
  • 良い合意形成に向かって、可能な範囲での具体的議論ができる資料を提示し、議論を深める。
  • 琵琶湖上流での内水被害のリスク低減の目標をどこに限るのか。
  • 広報不足では。
議論の中で、印象に残った事
  • 上下流のリスク負担の話について、流域のすべての地域がリスク負担すべきで滋賀県にポンプ費用リスクの負担を強いるのは筋違い。宇治川、淀川でも同様の確率でポンプ費用なりリスクを負担するべきで、一方的な議論はアンフェア。
  • 琵琶湖総合開発で滋賀県も環境や景観はこわれている。
  • 治水と環境。
  • 宇治から来てる人は治水よりも景観を大切にできるということが印象に残った。
  • 1500m³/s河道にしたとき塔の川は死の川になるという意見があった。本当にそうかを明確にすべきである。
  • 現計画に問題があれば修正すればよいのではないか。
  • はじめの頃の議論と比べてずいぶん変化してきていることを強く感じた。
  • 上流域と下流域の方で治水に対する認識が異なる点。
  • 制御放流1500m³/sの数字の定義づけの説明不足のための議論つめ不足感(能力限度内、外が混在)。例えば、洗堰1500t/s→大戸川との合流○t/s(水位○cm)→宇治塔の島付近→枚方。
  • 既往最大のシミュレーションで1,500t/sで何日間後期放流が続くのか。
  • 国交省職員の住民に対する真剣な姿勢に感心しました。
  • 治水、防災が注目されているなかで住民の不安に対し真向議論する姿勢が印象に残りました。
今後、ダムワークに期待する事
  • 写真: 会場風景リスク負担の問題として「琵琶湖周辺だけが内水被害を受ける」もしくは「宇治川周辺の内水被害だけがおこる」といったなすりつけあいではなく、双方がイコールに近づくようなリスク負担は、どこかで話し合うべき。最大の雨がふればどこかであふれるわけなので、特定の場所だけが何もないということでは納得できないので、淀川全体でリスク負担できる方法は何か話し合うべき。
  • もっと多くの人が参加できるようにお願いしたい。
  • 行政に反映できる具体的提案を議論すべき。新しい計画を作るわけではないから。
  • 議論した結果をいかに多くの人に知ってもらうか。
  • 議論白中はよいが論点をポストイットに書き込んでいければ、優先順位を決めたから合意形成に向かいやすくなるものと思われる。要点を明確に書くのは難しいがその工夫も必要であろう。
  • 滋賀で行うのではなく京都、大阪で行えば良いのでは。議論の中心は京都に思える。
ご意見・ご感想
  • 行政に対する問題提起、追求だけでは、議論が前に進まない。
  • 対話討論会の主旨を理解し、よりよい河川整備を行っていくための「前向き」な議論をしてもらいたい。また、住民そのものの水害にたいする危機意識を持ってもらう良い方策はないか「住民」としてできることも考えていくことが大切と思う。
  • 後期放流も「人工洪水」であるが当然、後期放流中の琵琶湖も洗堰全閉による「人工洪水」であることはわすれてほしくない。
  • 天ヶ瀬ダムがあふれたような場合は宇治川の流量はどうなるかとおもった。
  • 課題を(1)1,500m³/s放流問題と(2)宇治川景観問題にしぼったことは妥当である。また、(1)の中の意見として(イ)1,500m³/s以下の放流はできないかという意見と(ロ)1,500m³/s放流の合意を下流が守るべきという意見もまた至極もっともなことである。しかしながら、この問題は昭和40年代から具体的に上下流府県、国ら関係者が長年にわたって議論してきたことである。そして、現計画が合意され、上流側の大部分は完成している。このダムワークに参加している方々がそうした事実を予習するとともに自分の考えを主張するのは、それなりに意味のあることであるが、そのことをどのように淀川整備計画に反映できるかはよくわからない。むしろそのような基本的なことは合意事項を守るとして、その中で何か修正することが出来ないかを具体的に提案することを考えた方がよいのではないかと思う。特に、この計画の中で(2)の景観問題はあまり議論されていなかったように思う。したがって、宇治川の景観問題を考えながら1,500m³/sをどのように流すのが最も景観に対する負担が少なくてすむのかに課題を絞った方が、このダムワークの議論が生かされるのではないか。
  • ”これ以上許せない”議論をしはじめると何も出来ないと思う。

アンケートグラフ
*上のグラフ群をクリックすることで、拡大画像及びテキスト版のページを別ウィンドウで覧いただけます。


今後の予定(ダムワーク(2)開催日)

第3回 2004年11月28日(日曜日) 13時00分〜16時00分

宇治市民会館 大集会室 宇治市宇治里尻71-9 TEL 0774-21-2804

*アンケートについては 、皆様方から頂いたご意見を紙面の関係上、簡略化させて頂いており、また、似ているご意見については 、まとめさせていただいております。